ラマダンの生活@モロッコ
イスラム教であるモロッコでは、毎年、1ヶ月間(時期は毎年異なるようです)”ラマダン”という断食月があります。
ラマダンの間は、日が昇っている間はずっと断食。水も飲めません。そして日没後にようやく食事。昼間何も食べられない分、夜になるとワーっと盛り上がる人も。
私がマラケシュで泊まったホテルでは、朝5:20ぐらいなると「ウ~」っとラマダンスタートのサイレンが鳴っていました(これで一度起こされてました)
そこから約13時間、そして30日間も断食が続くわけです。(ラマダンの詳しい情報はこちら)
午後4時頃。ラマダン終了まであと2時間ちょっと。
かなりおなかがすいている時間帯のようで、何もせずにボーっと座っている人が多くいました。
午後5時すぎ。もう限界?座っているどころか寝てしまっている人も数多く見かけました。
もちろん、一部のレストランやドライバーさんなど、ラマダン中もずっと働いている人たちもたくさんいますが。
午後6時頃。あとちょっとでラマダン終了!
家でゴハンを食べるためでしょうか、毎日この時間になると大渋滞します。
ただでさえ空腹でイライラしている×この渋滞なので、事故も多いそうです。
午後6時20分。ついにラマダン終了!
みんないっせいにフトール(断食明けの食事)を食べはじめます。
正式なフトールのメニューはわかりませんが、市場ではみんな「ゆで卵」「なつめやし(ドライ)」「ハリラ」を食べていました。
この後で、お菓子を食べたり、普通に肉や野菜などの夕食(朝食?)を食べたりするようです。
これがなつめやし。そこらじゅうで売られています。結構スキ。
こちらがハリラ。市場でいただきました。レンチルスープ(豆のスープ)といった感じで、おなかに優しそう。
ちなみに、モロッコにいる間に一度だけモロッコ人宅の家にお邪魔する機会がありましたが、その時には、「パン」「揚げ菓子(ケーキと呼ばれてました)」「練り菓子」「なつめやし」など、棚からあれこれ盛りだくさんの食べ物がでてきて、みんなでいただきました。
言葉が通じず会話はできなかったけど、お母さんがとっても優しい方でした^^
ラマダン中は、食や観光の面で規制されることもいくつかありましたが、ラマダンならではの生活を体験できたのはとても貴重でした!
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コメント
ご無沙汰していてスミマセン。
ライターのアツシです。
この5月にニョウボウがクモ膜下出血で倒れて、
入院したり、仕事の関係もあってバタバタしていました。
幸いニョウボウも無事退院でき、
手術ナシで後遺症も残らず、元気にしてます。
ラマダンの記事面白かったです。
沢木耕太郎というルポライターに、
「深夜特急」という作品があるですが、
ご存知ですか?
20年以上前に書かれたのですが、
彼がバックパッカーとして、
アジアから中東、ヨーロッパへと旅する話です。
その中に、やはりラマダンのことが出てますよ。
それと、最近捨て猫をひろいました。
2人とももうメロメロです。
ちなみに、メールアドレスが下記に変わりました。
mebakoyama@coda.ocn.jp
投稿: アツシ | 2007.11.24 20:00
こんばんは。おひさしぶりです!
奥様、入院されていたのですね…。無事に退院されたようでよかったです。
おうちで新しい猫ちゃんたちに癒されれば、すぐに元気になりそうですね^^
ところで、「深夜特急」の話は、会社の人にラマダンの話をした時にも教えていただきました!本自体かなりおもしろいようですね。
読みたい…でも読んだらまた旅行に行きたくなってしまいそうですが^^;
投稿: 奈央→アツシさん | 2007.11.24 22:47
面白かったのは、ラマダンあけの話でした。
ラマダンの最後の日の夕暮れだったと思いますが、
みんなでアラーへ感謝して、
ものすごいご馳走を食べるのだそうです。
沢木耕太郎は、日本の正月ような雰囲気だと、
書いていたような記憶があります。
投稿: アツシ | 2007.11.27 15:36
ラマダン明け、まさにそんな感じでしたよ!
たしかに正月に似ているかもしれません。。。
なんともいえない不思議な盛り上がりでしたよ。
投稿: 奈央→アツシさん | 2007.12.07 10:48